高齢者の口腔衛生管理
加齢により、「歯が少なくなる」「口が乾く」「むせ易い」「しゃべりにくい」「飲み込みにくい」「食べこぼし」などが起こり、
若い時には意識しなくともできていた「おいしく食べる」「楽しく話す」「呼吸をする」「表情を豊かにする」ことが
意識しないと難しくなってきた。
これがいわゆる口腔機能の低下です。
口腔機能が低下することにより
・誤嚥性肺炎、窒息のリスク
・食欲低下によるエネルギー摂取量の減少
・生活機能の低下
につながると言われています。
これらを予防するためには
① 口の中を清潔に保つ
② 摂取(食べる)嚥下(飲み込む)のトレーニング
をして、口腔機能を向上させることが重要です。
口腔機能向上による実際の効果は
・舌や口唇の運動機能向上
・嚥下機能向上
・唾液の分泌量上昇
・味覚改善
・舌苔の付着量減少
が報告されており、さらに栄養改善との複合により日常生活自立度や生活の活力が改善し、食欲も改善することが分かっています。
当院では、
口腔機能向上のために上記①②の口腔ケアを行なっています。
外来にかかれない方は訪問診療でも行いますので
お気軽にご相談ください。